2014年8月21日木曜日

マヨネーヅはわるくない

きみはなんでもかんでも
そいつをさしこむが
もとをただせば
油と酢と卵黄と塩と空気とエトセトラだ。
自意識ばかりが肥えてゆき
床に落ちた指で拾えないゼリーのように
暑い日にはイラットする監督どなる工事現場のように
騒音意外は意外と無機質に静かだ。
100メートルも歩けば
平日だというのに昼から
ボサノヴアギターのナイロン弦が揺れる音が鳴り
税金払えませんと遠くで戸が閉まる音が鳴る。
向日葵は種をびっしりつとその中心につけて
地面に頭をうな垂れて、
きみは「すきでもきらいでもない」と言うんだ。
宙にほおり投げ、その他大勢といっしょくたにされて
日がなかなか暮れない。

そう、マヨネーズはわるくない。

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